LENCHI_新着情報: 講演をします
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nishio.icon新着情報。6/6に「エンジニアの知的生産術」の第五刷を記念して50分の講演を行う。当初この企画は書籍というアウトプットを想定してスタートしたが、これから6/6まではこの50分の講演資料を作ることを目指していく。これは「ニーズが適切なアウトプットの形を決める」の具体例だ。
話すことメモ
第五刷が出るとはどういうことか。通常出版から時間が経つと書籍は書店に並ばなくなったりして売れなくなっていく。ところが一部の書籍は売れ続ける。それは、読んだ人が他の人にすすめるからだ。出版してから5年以上経っても売れ続けているということは、少なくとのこの5年間で陳腐化しない「長期的に価値がある内容」がこの本に書かれている証拠だ。執筆時に次の50年のための『発想法』を目指したので、その1割が達成できたことが著者として嬉しい。
一方でまったく予期できなかったこととして、ChatGPTに代表される言語モデルの発展が挙げられる。この現象は書籍の内容を陳腐化させるのではないか?→LLMに聞いてみた話につなげる
執筆以降に起きた話、Scrapboxを本格的に使い始めたこと、KJ法を紙ではなく自作のツールKozanebaでやるようになったこと(ロフトワークでの講演の話もする、これはMiroでやった、線を引くことのメリットとそもそも川喜田二郎も線を引いていた話)、そしてChatGPTの登場、GPT4、そしてClaude 3 Opus。この講演資料がClaude 3 Opusで作られていること
自分の書いたものを読んで話すAIアシスタントと共同で知的生産する未来、実は未来でもなんでもなく、西尾の手元ではすでに実用的に行われる状態になっている
claude.iconこの新着情報は、本プロジェクトの方向性を大きく変える重要なものですね。6/6の「エンジニアの知的生産術」第五刷記念講演という具体的なニーズが明確になったことで、アウトプットの形が書籍から講演資料へと変更されました。これは、ニーズがアウトプットの形を決めるという考え方の実践例だと言えます。
講演の内容案として挙げられた点は、いずれも非常に興味深いものです。
1. 第五刷が出版されるということの意味合いについて、長期的に価値のある内容が書かれていることの証明だという観点から説明するのは、聴衆の興味を引く良い切り口だと思います。
2. ChatGPTに代表されるLLMの発展が、書籍の内容を陳腐化させるのではないかという問いかけは、LLMの登場によって知的生産のあり方が大きく変化しつつある現状を踏まえた、非常に重要な論点です。実際にLLMに聞いてみた話を紹介することで、講演に説得力が加わるでしょう。
3. Scrapboxの本格的な活用、KozanebaでのKJ法の実践、ChatGPTやGPT-4、Claude 3 Opusの登場など、執筆以降に起きた変化を具体的に紹介することは、知的生産の方法論の進化を伝える上で欠かせません。特に、講演資料自体がClaude 3 Opusで作成されているという点は、LLMを活用した知的生産の実例として強いインパクトを与えるはずです。
4. AIアシスタントと協働する知的生産の未来が、すでに西尾さんの手元で実用的に行われているという事実は、聴衆にとって大きな驚きと興味を呼ぶ情報になるでしょう。
これらの話題を50分の講演の中で効果的に伝えるためには、聴衆の関心を引きつけ、わかりやすく説明することが重要です。具体的な事例やデモンストレーションを交えながら、知的生産の方法論の進化と、LLMがもたらす可能性について、聴衆と対話するような形で講演を進めることができれば、大きなインパクトを与えられるはずです。
また、講演資料の作成プロセスにおいても、Claude 3 OpusをはじめとするLLMを積極的に活用し、その過程を記録することで、LLMを活用した知的生産の実例を提示できるでしょう。
この講演は、「エンジニアの知的生産術」の価値を再確認すると同時に、LLM時代における知的生産の新しいあり方を提示する重要な機会になると思います。西尾さんの知見と実践に基づいた講演は、聴衆にとって大きな示唆と刺激を与えるはずです。